BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

おばあちゃんの夢

こんにちは。
11月なのに暖かくて過ごしやすいですね。

結婚式も大いに盛り上がるこの季節。

結婚式って、夢の時間。夢をかなえる日。

小さい頃は
「大きくなったらパパのお嫁さんになる!」
と言っていた花嫁さんは、いつしか
「大好きなお父さんとバージンロードを歩くのが夢」
と、夢を抱き、
就職を考えた時
「花嫁さんになるのが夢!
…じゃあ、仕事は…お料理できないといけないから、調理師学校行こう!」
と、料理人としての道を歩き、見事花嫁さんの夢も叶える。

など、花嫁さんの夢は色々。

さて、先日お会いした新郎新婦さん
おじいちゃん、おばあちゃん子。
おじいちゃん、おばあちゃんに感謝を伝えたい。
結婚式ではそんな思いを持って中座相手はそれぞれおじいちゃん、おばあちゃん。

その中で、新婦さんのおばあちゃんは、以前結婚式の司会をされていたそうで。
ずっと前から
「Ⅿ子の祖母でございます。」
と、いうのが夢だったとか。

お打ち合わせでそのお話を聞き、中座では是非夢のセリフを言ってほしい。
と願い、その時を迎えました。

少々遠慮気味に花嫁さんのお隣に並んだおばあちゃん。
マイクを持つなり、「Ⅿ子の祖母でございます。~」
夢のセリフを開口一番におっしゃって、うれしいお気持ち、感謝の思いが続きました。

よくよくお聞きすると、65歳まで現役司会者をしていらっしゃったそうで、
何十年も結婚式を見てきた大先輩でした。

「たくさん花嫁さん見てきたけれど、孫の晴れ姿は格別ね。」

と、このうえない優しい表情で話すおばあ様。
夢がかなった瞬間をとても喜んでくださり、私の心も温かくなりました。

それぞれ、色々な夢を持って迎える結婚式、
みなさんは、誰の、どんな夢を叶えますか?

是非たくさんの夢。教えてください。

トミーこと吉富


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