先日、ホスピタリティを
感じた出来事がありました。
毎年この時期になると、
農家さんが経営している
直売店にトマトを買いに行きます。
自宅からは少し離れていますが、
ビニルハウスの目の前で売られているそのトマトは
フルーツのように甘く、一度食べると
他ではもう食べられなくなるほど
美味しいんです。
生産者さんのお顔を見て、会話を交わすことで
更に美味しさが増しているような気もします。
1歳の娘もまるごと一個ペロリです。
ホスピタリティを感じた出来事とは、
そのトマト農家さんが
さりげなくしてくれていたこと。
「一袋ください」とお願いすると、
その場で一つずつ選んで、
袋詰めしてくださいます。
6~7個入っているそのトマトをよく見ると、
少し固く、青みがかったものから、
真っ赤に熟したものまで
グラデーションのように入っています。
理由を聞くと、
「何日かに分けて食べられると思うので、
熟したものから順番に食べていけるように
あえて少し固いものも入れています」
とのこと。
…なんと。
毎日一番美味しい状態で食べられるよう、
考えてくれていたなんて。
一見すると、
真っ赤なものがたくさん入っていた方が
見た目としては、良さそうです。
でもそれよりも、毎日のリアルな食卓を
想像してくれていました。
何より感動したのは、
それを毎回さりげなくしてくれていたこと。
私もそんな風に、さりげなく
気配りのできる人になりたいなと
感じる出来事でした。
若杉