先日、列席者は家族と親族のみの結婚式の司会を担当しました。
新郎新婦のお二人の希望は
「自分たちの新しい出発に際し
つつましく、お披露目の場を設けたい」
披露宴では
おじさまの乾杯があって
ウェディングケーキのイベントがあって
他に特別な演出はありません。
非常にシンプルな進行表でした。
さて。
こういった披露宴
「シンプルな食事会」で終わらせてはいけない
司会者として何ができるか・・・
自分の技量を試されているような
一番考え緊張する披露宴でした。
けれど
ひとたび、宴が始まると
両家のご親族がそれぞれの席を行き交い
そこかしこで談笑の場面が・・・
新郎新婦のお二人も、その輪に加わり
とても和やかで穏やかな時間が流れていました。
私の緊張はどこかへ吹き飛び
後半のテーブルインタビューで、
これまでに培ったすべての力を出しました。
それまでに出来上がっていたご両家の和やかな空気に乗っかって♪
私たちスタッフができることは
新郎新婦のお二人、ゲストの皆さんが
穏やかでリラックスして、宴を楽しめる環境を作ること。
「良い言葉を引き出そう」とか
「涙を誘う雰囲気を作ろう」とか
小手先でどうにかしようなんて、考えない方がいい。
司会者としてどう動くべきなのか
一つ一つの言葉の意味を考えた披露宴でした。
そして、この披露宴に参加したゲストの皆様
ご両家のご両親、そして新郎新婦の笑顔に触れ
Brassの結婚式の良さを改めて実感。
進行表に書いてある項目以上の
おもてなしと新郎新婦お二人の気持ちに寄り添う司会を・・・
初心に帰った一日でした。
加藤みゆき