BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

誰がやっても同じ?

「結婚式の成功は司会者の力も必要」
だと、私は信じていますが…

司会者を見て、結婚式場を選んでいるカップルさんはほとんどいないと思います。

なぜだろう。

あえて誤解を恐れず言います。

「大体、どの司会者も同じ」

そう思っている方が大勢なのでしょう。

でもそれは仕方ないかも。
過去に私が出席した結婚式で
「わぁ!機転の利くコメント!司会者さんすごい!」と思ったことは、ほぼないからです。

そして自分が司会者になって
友人に頼まれてブラス以外の結婚式場で司会をした時に
その思い【大体、どの司会者も同じ】は確信に変わりました。

決められた時間内に、決まったコメントを言うように指示されて
なるべくイレギュラーな行動は慎み
事前に打ち合わせした通りの進行を心がける。
突然何かハプニングが起きた時も淡々と進める。

あえて誤解を恐れず言います。
「こういう司会、すごくラク」

ほぼ台本通りの進行をしていれば
特段問題は起きないのですから。

決まった台本があるのなら
相当のミス(新郎新婦さんの名前を間違えるとか)をしない限り
【大体、どの司会者も同じ】誰がやっても変わらない。

残念すぎる現状が
多くの結婚式場で起きているような気がしてます。


でも。
全く同じ結婚式なんて存在しないのだから
全く同じコメントを毎回使うのはおかしい。

目の前にいるゲストと、新郎新婦二人のやり取りを見ていたら
自然と司会者のコメントも変わってくる。

その場の雰囲気を壊さず
自然体で寄り添う、時に引っ張る。
そういう臨機応変な進行ができてこそ、司会者の存在意義が認められると思います。

そうして初めて
「結婚式の成功は司会者の力も必要」という結論になるわけです。

「結婚式って司会者も重要なんですよ~」
お客様に自信をもって宣伝するためには
司会者の意識向上も必要ですね。


自分への戒めのつもりで書いてみました。
加藤実由紀






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