私は、あの時の衝撃は忘れられない。
何万人もの、人。
時間を追うごとに、増える、人。
充満する高揚感。
「その時」まで、刻む秒針。
落ちる照明。
私は初めて、とあるアーティストのライブに行った。
2011年の秋。
開演時間の数時間前から、会場に足を運ぶことも、
開演前のお手洗いがあんなに混んでいることも、
スタンドに座ることも、
すべてが、初めて。
そして、アーティストは登場する。
その日の1音目。
わたしにとって、初めての「生の音」。
何万人が立ち上がり、
全員が同じ曲、同じ音に合わせて、
同じ動きをする。
それは、大好きなアーティストの歌が生で聞けていることと同じくらいの衝撃と、感動的な光景だった。
一体、何がそうさせるのか??
舞台に立っている4名のアーティストの、音楽の、力?
私たちと「同じ」「1人の人」が、何万人もの人を心をつかんでる。
人をこんなにもアツくさせている。
音を届けることは、この人たちにとってなんなのか?
好きだから?
自己表現だから?
仕事なのか?
いつもは、オーディオから流れてくる、音楽を目の当たりにして、
結構冷静にそんなことを考えさせられる。
―きっと、これは神様がこの4人に与えた使命だ。
ウェディングプランナーが1組1組の結婚式を、一度しかないその時で勝負する。
シェフチームが、一生に一度の料理にすべてを注ぐ。
私たち広報マンが、それを伝える。
それが使命だとすれば、神様が与えてくれた使命だとすれば、
きっと神様がこの4人に与えた使命はこれなんだ。
ちょっと、いやかなり、人より特別な才能で。
な~んてことを、考える。
ちょっと深く考えすぎるくらいに。
2012年春のライブも最高でした。
また、ぜひ次も行きたい。
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