以前プランナーをしていた時の話
結婚式でこんな場面に出会いました
挙式の入場直前
控室で待つ新婦とお父様
ゲスト全員もチャペルに入り
いよいよ入場準備となった時
急にお父様が控室から
チャペルの外に出てこられました
当然時間は迫ってきているものの
そのまま進めるわけにもいかず
チャペルの中での説明をゆっくりとしてもらい
その間にお父様にお声をかけました
私:「どうかされました?」
お父様:「タバコ一本吸わせてもらっていい?」
中の状況を確認しながら
私:「大丈夫ですか?」
お父様:
「今日の朝まで全然大丈夫だったんだけど…控室で娘とふたりになったら急に…」
一息つかれて
「もう大丈夫。行くね」
そう言われた後
扉の前で新婦と腕を組み挙式が始まりました
・・・
無事パーティもお開きになり
お帰りのお仕度をされていたお父様から
「最初時間かかってごめんね。急に色々思い出してしまって…」
「控室でふたりっきりでいたら涙でてきそうだったから…」
「林くんもいつかあの場所に立ったらわかるよ」
あれから15年
今でもあの場面のことは覚えています
そしてあと数年でその場所に立つかもと思うようになりました
結婚式は新郎新婦だけでなく
周りの方にとってもたいせつな時間
その末端ではありますが
素晴らしい時間を過ごしてもらえるよう
自身の業務に努めたいと思います
【 林 】
株式会社ブラス 本社スタッフブログ
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