皆様こんばんは。
本日のブログは西村です。
先日の連休を利用して、三重県桑名市にある多度大社に行き、
「上げ馬神事」を観覧してきました。
上げ馬神事とは、三重県の無形民俗文化財に指定され、
約700年前の南北朝時代に始まったと言われております。
境内に築かれた坂を馬が上りきった回数で、
その年の農作物の出来や景気を占います。
CMでは「白馬伝説、多度大社!」っていうやつです。
(ちょっとローカルで認知されている方も少ないと思いますが・・・)
もう少し踏み込むと、騎手に選ばれた10代の若者は「乗り子」と呼ばれ、
1ヵ月の厳しい騎乗練習に臨みます。
短い期間で馬を乗りこなせるようにしなくてはならないため、
平日は早朝(早い日では4時半)に練習が始まることもあるそうです。
更に、けがれをはらうため食事自体や場所にも制限がされたりと
当日を迎えるまでにそこまでの鍛錬が事前にあったとは知らなかったです。
私が行ったのは4日で6名×2回の合計12回のトライでした。
結果は半分の6回越壁で、昨年の3回に比べると飛躍的に成功しました。
成功する度の歓声は凄まじく、
閲覧者も10万人程いたので、この一体感は想像以上でした。
(私はかなり遠いところから望遠鏡でしか姿をとらえられませんでしたが。)
余談ですが、失敗しても乗り子は地に足をついてはいけない仕来りがあり、
移動は騎馬戦みたく担がれておりました。
凄い徹底ぶりです。
訓練から当日の運営にあたり、様々な伝承内容に対して
忠実に行う姿勢には感銘を受けました。
何より、自分自身の知識の習得にもなりました。
プライベートでも少しずつ知見を広げられる過ごし方を今後も続けていけたら
と感じた週末でした。
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