BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

先日の結婚式にて
とても嬉しく、驚きの出来事がありました。

結婚式当日の朝、待合室に飾られているご家族のお写真を見ていて、つい立ち止まりました。

(あれ… 新郎さんと写っているこの方、絶対どこかでお会いしたことがある…それどころか、何度も何度もお話したことがある…!)

そう思いながら資料を見返していたら、
「新郎のお母さまは幼稚園の先生」と、
お打ち合わせで書いたメモを見つけました。

(あぁ!○○幼稚園の○○先生だ…!)

なんと新郎のお母さまは
我が子が通っていた幼稚園の先生だったのです。

担任こそ無かったですが
とても優しくあたたかな先生だった事はよく覚えています。

挙式前、待合室でお過ごしだった親御様のもとにご挨拶に行き、お母さまにもお声をかけさせていただきました。
「覚えてらっしゃるかわからないのですが…」
と言いかけたら、
「あ!馬場さん!!」
と、こちらが名乗る前に私のことに気づいて下さいました。

振り返れば…
子どものアレルギーのことで園に個人的にたくさん相談をし、様々な対応をいただいたりと、とても不安だった第一子の子育てに寄り添ってくださった、まさに一緒に育てていただいた園の先生のおひとりでした。

お開き後、お母さまから
「とても良い式でした。こんなにもあたたかな式をしていただけて、嬉しかったです」
と言っていただき、

“子どもふたりがお世話になった事の恩返しが、もし少しでもできたのだとしたら、こんな嬉しいことは無いな…”

と少し涙が出ました。


それにしても、なぜ気づかなかったのでしょう。
新郎さんのとても素敵な笑顔は、
あまりにお母さまにそっくりでしたのに。

尊いご縁に、ただただ感謝です。

馬場