BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

秋の深まりを感じます。
寒い日も増えてきましたが
皆さま風邪などひいてませんか。

気候のいいこの季節は有り難いことに
毎週末幸せへと歩み始めたばかりの
カップルのお姿をみることができ、
私も嬉しい悲鳴をあげています。

結婚式の一日を通して
私が特に好きな時間があります。
それは「ご家族との対面のお時間」
新郎新婦様おふたりのお支度が整い、
その晴れ姿をまず親御様に見て頂く
そんなお時間を設けることがあります。

それは、ゲストの皆様の目には触れない
まさにご家族だけのお時間ですが、
まさにそこから、結婚式は始まっているな
と、いつも拝見していて感じます。

挙式やご披露宴が始まると
親御様はゲストの皆様への御礼など
お伝えになるお立場となり、
息子 娘に向けての気持ちを伝えるのに
たくさんの時間かけてというのは
難しくなってしまいます。

だからこそ
節目となる大切な日のまず初めに
ここから始まるお二人に向けて
親御様がお声をかけたり
握手を交わしたり
不意にお父さん お母さんと抱き合う
そんな新郎新婦様も いらっしゃます。

言葉だけではなく
顔を見ただけで溢れ出るもの

家族とは 親子とは
長い時間をかけて そういう信頼を
作りあげていくものなのだな
と、教えて頂いてるようで、
私まで涙が溢れる事もあります。

結婚式は、想いを伝える場
この週末も、たくさんの新郎新婦様が
素直な気持ちを伝えられますように。

馬場