BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

小さい頃、お母さんのお料理をお手伝いすることが好きだった男の子は料理人へ。

小さい頃、車のオモチャを走らせるのではなく分解して遊んでいた男の子は車の整備士に。

どちらも私が過去に担当させて頂いた方です。
また、こんな方も。。。

中学の頃、職場体験に行った会社の社長に「僕と同じ○○大学を卒業したらいいよ」と言われ、本当にその大学を卒業してその会社に入社した。

中学の頃、大好きな先生に「あなたは○○にむいていると思う」と言われ、実際にその職に就いた。

など、中学生位の年齢で大きな影響を受けている方もいらっしゃいました。


ある日、ゲストで中学生の女の子が列席していました。
披露宴がお開きになり、女の子とそのお母さんが私の所へ来て

お母さん「素敵な司会でしたね。娘もすごい!すごい!って。ほら。(女の子に促す)」

女の子「すごい喋るのが苦手なんですけど、そんな私でも司会者になれますか?」

と、話しかけてくれました。

きっと親子でそういう会話があって、勇気を出して話しかけてくれたのだと思います。
その子の勇気も素晴らしいし、話しかけてみたら?なんてアシストをしてあげたお母さんも素敵だなと思います。

司会は私の力なんて殆ど無くて、皆さんが盛り上げて下さるので、ゲストの皆さんに助けてもらって司会が出来ています。
その場の空気に合わせて自分も一緒に楽しむことがコツだと思っています。

その女の子は、喋るのが苦手と言っていましたが、私に喋りかけてくれて、ちゃんと質問をしてくれました。
自分が思ってるほど喋るのは苦手ではないと思います◎
思い込みがそうさせてる場合もあります。

中学生でその事に気付いたなら、少しずつでも意識しているはずなのできっと大丈夫◎
たぶんもう大学生になってる位かな。。。

あの時の女の子がアナウンサーとか司会者とか、喋る仕事を目指してくれてたら嬉しいナ。



浅井