BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

ゴールデンウィーク、みなさんいかがお過ごしですか?
とてもいい天気が続いていますね。
この時期はお出かけにもってこいです。

色々な方とお打ち合わせをする中で、家族の思い出のお話になると、それぞれのご家族での恒例行事や、忘れられない旅行の思い出話で盛り上がります。

そんな中、いつも私は、自分の家族の思い出って…

小さいながらも会社を営んでいた父は、毎日帰りも遅く、出張で色々なところへ行き、休みの日は家でゆっくりすぎるほどゆっくり、まったり過ごしていました。
私がどこか旅行へ行きたいな。というと、
「仕事で色々行ってるから、行きたいところは、特にないなぁ。」
「。。。」

こりゃ、いかん。望み薄だ。。。

それでも、重い腰を上げて連れて行ってくれた、遊園地。
貴重なお出かけで、ウキウキ気分で車で出かけた日のこと。

当たり前ですが、大渋滞。やっとの思いでたどり着いた駐車場の入口。
もちろん、駐車場に入るにも一苦労。
遊園地の入口も目の前に見えている!
やった!もう少し!!!

待ちに待って、父の行動は

「これは、無理だな。こんなに混んどる!!ま、今日は止めだ。」

「!!!!!!!!」

駐車場に入ることさえ断念して、来た道を引き返しました↓↓↓

この後は、ショックのあまり、どう帰ってきて、その後どうしたのか、全く覚えていません。


そうです、父は待つことが大嫌い。この後、頑張って入場したにしても、行く先々で待ち続け、きっと楽しさも半減したでしょう。
正解だったかもしれません。
でも、でも、子供の私には、かなり過酷なおあずけをくらい、忘れられない思い出となりました。

そういえば、お店に行って、頼んだ飲み物が全然出て来なくて、えらい剣幕で怒ってたな。
と、パワフルだった父のことを笑い話にできるようになりました。

孫ができ、随分丸くなった父は、今では孫を連れてテーマパークにいくようになりました。
孫の力ってすごい。

父よ、私の分まで我が子たちへ家族サービスお願いします。


明日は子供の日。我が家の家族サービスを楽しみます。

トミーこと吉富でした。