BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

我が家の庭には今は亡き主人の祖父が大切に育てたみかんの木があります。

ここ数年、あれやこれやと農業本を読みながら
堆肥を与えたり、化成肥料を与えたり
見よう見真似に剪定をしてみたり。

その甲斐あってかどうか
今冬のみかんの出来は量も味も満足いくものとなりました。

実自体は小粒ですが
実を包む皮も薄いので子供も食べやすく
酸味と甘みのバランスも程よい。

気付くと5~6個平気で食べてしまいます。

年末にすべての実を収穫し
今は木にとっては「お疲れさま」の時期。
たくさん実をつけてくれてありがとう♪と
お礼の気持ちで堆肥を施します。

この時期のお手入れが翌シーズンの出来にかかわってくるわけですが
やはり「やったことがすぐ結果に出る」わけではないのが農業。
一年かけてその結果を待ちたいと思います。

あ!そういえば。
ブルーレマン名古屋の支配人のご実家は愛媛のみかん農家でしたね!?
実の大きさも揃っていて、香りもよく優しい味わいのみかんを頂いたことを思い出しました。
やはりプロの作るものは別品です!
西川農園のみかんに少しでも近づけるよう
家庭菜園ながら私も頑張ります。

おしまいに。
先日司会をした披露宴から心に残った言葉を。
ご両親へ贈る新郎の言葉。
新郎は幼いころ喘息を患い、発作を起こして救急車で運ばれたり
病院通いが日常という、ご家族にとってもご本人にとってもつらい時期がありました。
そんな時、お母様が幼い新郎に言い続けた言葉。
「こんなこと、たいしたことないよ、だいじょうぶ」
その言葉に何度も救われた、ありがとう、と。

子育ての経験が司会に活きると思っていますが
子育てのヒントやアドバイスを、私がお客様から頂いているのだと
そんなことを強く感じました。

加藤みゆき