BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

「どっかのアナウンサーさんかね?」
「ラジオとかに出てるんですか?」

このお仕事をするようになって、こういった質問がとても増えました。

どちらの質問も、答えは
「いえいえ、とんでもない。」

元々私は恥ずかしがり屋の小心者


だったんです。
本当は。

保育園に行くにも毎朝泣きじゃくり、授業中も当てられれば、顔は真っ赤になり、発表会では一番目立たないナレーターその1とか、照明係とか。たくさんいる中の一人を敢えて選ぶタイプ。

なので、小さいころはシャイでした。という新郎新婦さんのお気持ちはとってもよくわかります。

そんな私が変わったのは、忘れもしません。小学校4年生の時。
クラスの議員を決めるとき、なぜか投票で私が選ばれました。

それはもう、泣きに泣いて断固拒否。
でも、うちの母親は、先生に
「大丈夫ですから、やらせてください!」

「!!!!!!」
何ということを!!
何を根拠に!!!!

無駄な抵抗もむなしく、議員を務め、そこからです。
スイッチとやらが押されたようで、以来、学級委員やら、生徒会、キャプテン、張り切ってやるようになりました。


結果、度胸はたっぷりつきました。
荒波に飛び込ませてくれた母に感謝します。
ありがとう。

当時の私に、今の私が想像ついたでしょうか。
きっとびっくりしているでしょうね。
そして、羨ましく思っていると思います。


今では、緊張も私にとってはいいカンフル剤です。

この週末も実はドキドキしながらマイクを握るとみーこと吉富でした。