BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

こんにちは

 

皆さんは沈黙に堪えられますか?

私はどちらかというと(どちらかと言わなくても)

沈黙に堪えられるタイプではありません。

特に1対1の場合

沈黙になったなぁ・・・と思ったら

何ともいえない危機感に迫られ

意味不明な質問をしてしまうこともあります(笑)

 

なので理想のタイプは?の質問には

「会話のキャッチボールができる人」

これを一番に伝えてきました。

 

 

ですが披露宴に関しては

沈黙というのが大きなスパイスになることがあります。

 

インタビューをしたとき

お父さんが思い出を辿りながら・・・

考えながら言葉を伝えようとしているとき

 

新郎さんが両親への感謝の言葉に

胸をいっぱいにさせたとき

 

花束を渡しながら親子の絆を確認しているとき

 

沈黙が素敵な空間づくりに

大きく貢献していることは確かです。

 

そんな感動のシーンに

言葉は必要ないのです。

 

 

以前、私が営業として仕事をしていたとき

営業なのに喋らない上司がいました。

 

お客さんのところへ行っても

特に必要なこと以外は黙って座っているだけなのです。

ですがその上司は営業成績が良く

私は不思議に感じていました。

今になって思うのですが

その上司はお客さんから言われたことは直ぐに取り組み

誠実に対応していました。

 

その姿がお客さんの信頼を勝ち取り

寡黙さもその人柄の1部として

良いスパイスになっていたのではと思うのです。

 

 

カタチは違えど披露宴も同じ。

 

沈黙を恐れず

真っ直ぐに向きあうことで

感動の空間がつくれたら・・・嬉しいな。

 

 

寺岡でした。