BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

今から8年間の秋。

目指したものが、当時の自分とはあまりにもかけ離れていて

そこには届くはずがないって思っていました。

日々の成長は自分では分からず、

少しも前に進んでいないと思うことがほとんどで、

何も変わらない1日、1日が過ぎていました。

あと一歩のとこまできっと来てる。

そうやって言い聞かせて。

もっともっと輝ける日は来る、きっと来る。

もっともっと羽ばたける日は来る、きっと来る。

もう少し。あと少し。

そう信じてやってきました。

 

司会を始めて丸8年。

自分の成長は実感できませんが、

戦友であり、親友であり、

家族よりも私のことを知っている

同期の浅井がいつもそばにいてくれました。

日曜の夜は疲れていても

時間が合えばいつものファミレスに集合。

お互いの司会の反省や相談など

明け方まで話すこともしょっちゅでした。

 

激務の後なのに、朝までなんて、若かった…。

今は、そんな風に時間を過ごすことはなくなったけど、

環境が変わっても戦友であり、親友であり、

家族である大切な同期。

先日、また年を一つ重ね、変わるものと変わらないものが

少しずつ分かるようになった気がします。

 

若杉ゆきこ