BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和


紅葉の季節になりましたね。
寒暖の差が大きいと、葉が綺麗に染まるそうですよ。


先日、豊田のアージェントパルム
のガーデンにある
1本の木を見上げると、下から上にかけてだんだんと紅く染まっていました。



とても綺麗で、しばらく見とれてしまいました。
(もちろん仕事終わり 笑)



秋は紅葉も綺麗ですが、私はキンモクセイの香りも好きで、秋の始まりを感じます。


浅井家のお庭には、1本の大きなキンモクセイの木があります。
その隣には、3歳上の姉のキンモクセイがあります。
私も小学校入学式でもらったキンモクセイの苗木を、姉の横に植えました。

毎年、山吹色の小さなお花と、あの香りが楽しみで、
キンモクセイの香りがすると思わず、深呼吸をしてしまいます。

順調に成長していますが、キンモクセイも私も、
いつまで経っても姉には追い付けません。



キンモクセイは桜と違い、花びらが散るのではなく、お花ごと散ってしまいます。

秋風は強く、今年は特にあっという間でした。


ずっと咲いていてくれるお花もステキだけど、
その一瞬で秋の訪れを知らせてくれる儚さも、私は好きです。
また来年が楽しみです。



きっと、家族もキンモクセイの香りがする初秋に、
私の成長を感じていたのかな…と思うと嬉しくなります。


そう思うと、私の小学校は粋なことしますよね 笑



披露宴の中でも、家族へ感謝を込めて花束を贈呈する場面があります。


我が子が旅立ち、新しい家庭を築いていく証に、
その季節を思い出してもらえるように、何かの苗木を贈るのも良いなぁ…と思いまし


花束も良いけど、形に残るものを贈ると、きっと喜ばれると思います。