BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

こんにちは原口です。
皆さんパラリンピック見てますか?

車椅子バスケットボール
日本代表選手の白丸文明選手。
彼は地元名古屋ワールドBBC
(ワールドバスケットボールクラブ)
で活躍の選手です。
実はこのワールドBBC。
ブラスと深いつながりがあります。

ワールドの選手の何名かは
ブラスで結婚式をして下さっています。
ですから、ゲストとしても
たくさんの選手の方に
お越しいただいてるんです。
実は私も、ワールドの選手の結婚式の
司会をさせていただきました。

20名程の車椅子のゲストを
お迎えするにあたり
いろいろな事に不安を感じました。

ですが当日、
彼らを見てそんな心配は
一気に吹っ飛びました!

新婦さんと一緒に、
車椅子で階段を下りる新郎さん。

スロープに行列する
車椅子アスリート軍団。
前の人が止まると
『おせーよ!腕力足りねーな!』
と笑顔でやじる先輩。

じゃんけんゲームでは、
手に障害があり
じゃんけんが難しい友人に
『それチョキ?パー?』と
温かくちゃかす仲間達

そして、門出の時
新郎さんの車椅子を押すのではなく
最高の笑顔でみんなに挨拶しながら
凛と歩く新婦さん。

たくさん笑った一日。
たくさんの幸せがあふれました。


たしかに
彼らは障害があるから
車椅子を使っています。
でもそれを、
障害者という一面的な見方で
見てしまうのは違うなと感じました。
車椅子は個性であり、彼らの足です。
だから階段も下りますし、
必要ないときは手をかりません。

誓いのキスの時、
何もためらわずに、
新婦さんは彼の高さに合わせるように
ひざまづきました。
その姿の美しさに、
何を不安になっていたんだろうと、
自分が恥ずかしくなりました。

彼らは何もかわらないし、
私達は何もしなくてもよかったんです。

ただ私に出来る事は
心の段差を取り除き、
心をバリアフリーにする。
目の前で、
幸せの扉を開こうとしているお二人に、
なにも変わりはありません。

そしてブラスは
ユニバーサルデザインの会場づくりも
進めています。


幸せの扉を大切な人と一緒に開きませんか?