BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和

今年も、毎年恒例の今年の漢字の発表がありました。
そして2011年を表す漢字は



清水寺で大きな和紙に書かれたその文字は
「みんなで手を携えて復興を重ねていこう」
そう願い書いたという言葉通り
力強く、そして心のこもったものでした。
その文字を書き進める姿を、ジーンと見つめてしまいました。
大きな震災は、日本中そして世界からの
「絆」感じられる出来事でした。

悔しい気持ち、悲しい気持ち、報われないと思うこと
嬉しい気持ち、温かな気持ち、ありがとうという涙
いろいろな思いがあふれている毎日ですが
今年「絆」を感じ、乗り越えてきた時間を大切にしたら
きっと私たちは幸せになれる気がします。

さて、そんなおり・・・
我が家に珍客がやってきました。
一匹の柴犬が玄関の前で伏せをしてまっていました!
「?」と思い「どいて」って言ってみたんですが
ゆーっくり移動したものの、また伏せ。。
見ると、赤い首輪と可愛いアクセサリーをしています。
「きっと大切に飼われていたんだね」そう思い
近所をまわり飼い主探しを始めました。
手当たり次第に訪ねても誰もこの子をしりません。

困りました・・・。かなり困りました・・・。

私は犬を飼ったことがありません。
しかも、そんなに好きでもありません・・
とりあえず保健所に電話をし、少し預かることにしました。
日暮れまで探してみましたが結局飼い主はみつからず
その晩は我が家にお泊まりしました。

結局、翌日保健所から飼い主らしい人がいると連絡があり
引き取りにきてくれました。
あんなに困っていたのに
なぜだかどんどん可愛くなってくるんですね。
あの感情はなんでしょうね。
心のどこかで見つからなかったらいいのにっ
と思っていたのかもしれないです。
別れ際にちょっと涙がでました。
でもこの子のおかげで
とってもあたたかな経験をすることができました。

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餌を分けてくれた友達
どう寝かせてあげたらいいか教えてくれたご近所さん
使ってないからと、リードを貸してくれた方
お客さんに聞いてあげるねっといってくれた八百屋さん
一緒に探してくれた下校中の小学生
張り紙を張らせてくれた
ラーメン屋の店長さん、スーパーの方、小学校の校長先生
張り紙をみて励ましてくれたみなさん

日本の「絆」はあったかいです!

本日のブログは
犬のかわいさと、人のあたたかさを
たーくさん感じた原口がおおくりしました。