BRASS SMILE AND TEARS

	ブラス司会者が綴る コトブキ日和


こんにちは。
お墓参りは行きましたか?
昔は親に連れて行かれるがまま、お墓参りに行っていましたが、いつしか自ら行くようになりました。


さて、そんな連休の初日。
友達から一斉送信でメールが来ました。
お盆休みが暇で、どうしようかな…
という内容でした。


寂しがりのこの子は、どうやらみんなにかまって欲しい様子…。
しかし、私を含める周りの友達はサービス業の子が多く、残念ながら
相手をしてあげられません。


なので、
『いつも明るいお母さんに
元気な姿を見せに行くのに一票!
お墓参りも忘れずにねっ!!』
と、返信したところ


『浅井の意見を聞いて、只今、島根に帰省中☆』
と、メールが返ってきました



作戦成功!!笑!!



ずっと実家の私でも、もっと親孝行しておけば良かった。と思うはず。
だから、実家を離れて暮らしている子は、できるだけ顔を見せに行った方が、家族も喜ぶし、自分も後悔が少なくなるかな…と思います。





幼い頃、夏になると毎年、母の実家(長崎県五島列島)に遊びに行っていました。


不器用な九州男児の祖父は元大型漁船に乗っていた漁師。

『明日の朝、私も船に乗るー!』
『ちゃんと早く起きれたらな。』


翌朝、頑張って起きたのに、祖父はもう出掛けていました。


『なんで!なんで?なんでー!?起きたのになんでー?!だったらもっと早く起こしてくれればいいのになんでー!!』


そりゃもう小学生みーちゃんは納得いきません。笑


でもそれも、祖父の優しさ。
まだ朝日の出ていない暗い海は危険がいっぱい。
連れて行くつもりは最初から無かったのです。


漁から帰ってきた祖父の手には、新鮮で透き通った透明のイカ。
その他、カニ、伊勢海老、イサキなどなど。


まだ暗い朝方にしか獲れない新鮮なイカを、遊びに来た私たち孫に食べさせてあげたくて、朝早く漁に出たことを後から知りました。


その時は子供のなので、連れて行ってもらえなかったことしか頭にないですが…
20年経った今、こうして鮮明に私の記憶にあるということは、子供ながらに祖父の優しさを感じていて、大人になって理解できたのでしょう。


おじーちゃんおばーちゃんが空港まで見送りに来てくれたとき、私は帰りたくなくて毎回泣いていました。


今考えると、もっと会いに行っておけば良かった。そう思います。




『10回の電話より、1回会う。』




大切な人に会いに行きましょう。




浅井

















こんばんは
司会部の寺岡です。


先日、久しぶりにカラオケに行ってきました。

大熱唱で大満足の私ですが
やっぱり知っているというか
歌えるのは
結婚式でよく使われる歌が多いです。


ということで
勝手に私セレクトのBGMを今日は選んでみました!
(かなり自己満足です)


まずパーティーの入場は元気いっぱいの明るい曲がいいです。
おすすめは「Rising sun」とか「君に会いたかった」でしょうか?
「イチブトゼンブ」も前奏を聴いただけで
これから始まる楽しいパーティーに
テンションがあがります。


乾杯は個人的に嵐の「WISH」でしょうか・・・
あとビールのCMでも使われている「ボラーレ」なども爽やかで好きです。


ケーキ入刀は
今ならば海猿の主題歌「ビリーヴ」でしょう♪
「ベイビーアイラブユー」も結構すきです。
「君に届け」なんかもサビのところとぴったりあえば
盛り上ること間違いなしです!

何れにせよ1分くらいメロディー後にサビがあるような曲がおすすめです。
オリジナルケーキのご紹介をしている間
ずっと好きな曲に浸っていられるので・・・

あとは2人の思い出の曲をケーキ入刀に
セレクトしたらそれも紹介できますしね☆


中座は・・・
一緒に歩きたい方や
どんな風に中座したいかによってかわります。
例えばお母さんとしっとりと・・・だったら
「ハナミズキ」「ありがとう」などゆったりした曲がおすすめだし
友人だったら「ベストフレンド」「メッセージ」など
メッセージの強い曲がおすすめです。


とりあえず
お色直しまで勝手に好きな曲をご紹介しましたが
2人で相談しながら
ステキなBGMをセレクトしてくださいね。


お色直し入場後は次回にします。
おやすみなさい・・・







皆さんこんにちは!

ロンドンオリンピックも閉会してしまいましたね・・・
総集編を見ながら、感動でまたまた涙が・・・


すでに4年後が待ち遠しい・・・笑



ドキドキワクワクした夏も後半戦に突入!
そして参加してきました!夏といえばブラスの夏祭り!!!


結婚式を挙げた会場で
プロのカメラマンが毎年家族の写真を撮り続けてくれる夏祭り。


スタッフの皆も浴衣を着て
たくさんのおいしい料理を用意してくれて
ゲームも企画して・・・もちろん無料の完全招待!笑
本当に楽しい「里帰り」のイベントです。



結婚式を挙げた後でも繋がりを大切にする―――

そんなステキな考えをもった会社で働けることが本当に幸せです。


一度、司会の仕事を辞めて、OL生活に戻っていた私が
結婚式の現場に携るようになったきっかけは
この「ステキな考えをもった結婚式場」を
インターネットで見つけたことに始まります。


私もこんな会場で結婚式をしたい、というのが発端。

その後、私もこんな会社で働いてみたい!という希望に変わり
再び司会の道が開けました。


ブラスで結婚式をしたいという夢も
何年か越しで叶いました(笑)


そして今は
毎年の夏祭りに参加しています。

2012年日常 167
【担当プランナー、あっちゃんと♪】


4年後の夏、私はどうなっているかな?
家族は増えているかな?

次のオリンピックを楽しみに
一年一年大切に過ごしていきたいです。


加藤みゆき












こんにちは。
ブラス松本です。
今日は美容院に行き、ネイルサロンに行き、お昼は大好きなケンタッキー食べて幸せ気分です。
ネイルサロンに行ったら明日司会をさせていただく新婦さんも、なんとお隣のブースでネイルをしていて
『お互い明日に向けて準備ですね~』と笑いました。


新郎新婦さんとの打ち合わせの時にご相談を受けることがあります。
『家族には花束のほかにも何か贈った方がいいですか?』
『そうですね~ ご用意できるようでしたら、形に残るものもぜひ』
私の弟は数年前にブルーブランで式を挙げて、花束の他に生まれた時の重さで作られた
「ウエイトベア」を贈りました。今でも母は大切に飾っています。


5月に打ち合わせをある新郎新婦さんとのやりとり。
~両親に花束以外に何をプレゼントするか~
郎『東京スカイツリーのオープン近いから、スカイツリーの貯金箱にしたい。
  1m20cmあるから目立つし』
婦『え~ やめて』
郎『いいじゃん、記念になるし』
婦『ホントにやめて』
私『私はスカイツリーもらえたら嬉しいですけど、この日は違うものにして、他の記念日に
  スカイツリーはプレゼントしましょうよ~』
なんやかんや言って結局当日は花束だけになりました(笑)

先日、このやりとりをした新郎新婦さんがアルバムを取りに会場に来てくださいました。
思い出話をした帰り際
『欲しいっていってましたよね。はい、どうぞ!!』

そびえ立つ東京スカイツリー貯金箱!!

私、本物の東京スカイツリーには行きません!!


何気ない会話を覚えていてくださり、わざわざ買ってもってきてくださる。
嬉しすぎます!!

みなさんは最近誰かにプレゼント贈りましたか?
プレゼント選びって難しいですね。
ついつい無難な路線を選んでしまいます・・・・・
あるいは、何が欲しいか直接聞いてしまってます。

もっと真剣に、じっくり、受け取ってくれる相手の顔を思い出しながら、ふとした会話の中のヒントも
敏感に感じて選ばないといけませんね。

結婚式でパートナーにサプライズをしたいと考えている新郎さん!新婦さん!
司会者も相談にのりますよ~


ブラス
松本留美子


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東京スカイツリーは今月末までブルーレマン名古屋にて展示中。
大きさは、レマンのチビッコプランナー 中村なほPと依田ほのかPと比較するとこんな感じです。

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こんにちは 松岡です

暑い日が続いていますが
皆さんいかがお過ごしですか?


生まれたのが寒い季節だからか
雪国生まれのDNAのせいなのか
夏はちょっぴり苦手

太陽の下に出る勇気がなくて
もっぱら屋内で過ごしてしまいます


そんな私が
今年の夏は燃えています!

そう
2012 ロンドンオリンピック!!

連日伝えられる熱戦を
TVの前で食い入るように見守っています
(やっぱり基本は屋内デス・・・)


メダルラッシュにわく競技も
結果が残せなかったものも
予想外のメダル獲得も

頂点を目指す真剣勝負には
ものすごいパワーを感じます


鍛え上げられた肉体
研ぎ澄まされた精神力

4年に一度のこの瞬間のために
どれほどの時間を費やしてきたのか

エアコンの効いた部屋で
TVの前に座っている私には
とても計り知れません



ある一日のために
たくさんの時間と情熱を注ぐのは
結婚式も同じ

新郎新婦のお二人が
思いを込めて
時間をかけて
大切に大切に
つくり上げてきた一日

その一日の司会をさせていただく

まさに真剣勝負です!



ロンドンオリンピックも
残すところあと数日

アスリートたちの気迫と
最高のパフォーマンスに
学ばせていただきます


ガンバレ日本!!


こんにちは。
紫外線がこわい原口です。

8月に入ると、夏も半分
終わってしまった気分になります。
皆さんは『夏らしい』事
何かしましたか?

私は、週末お休みをいただいたので
家族と義妹家族とで
キャンプをしてきました。

子供達に夏らしい経験をと思い
宿泊はテント!に決定。
もちろん子供達は初めてのテント泊。
大人達も久しぶりすぎて
ワクワクが止まりません。

まずは山を散策。
その後はバーベキューに、
キャンプファイヤー。
夏のキャンプを満喫です。

極めつけは、
カブトムシハンティング!

頭にライトを装着し、
必死に探すこと1時間。
24匹のカブトムシと
3匹のクワガタをゲットしました。

もーみんな、ホクホクのいい顔。
自分で初めてカブトムシを捕まえて大満足。
これは、私も初めての経験で
かなり楽しみました。

そして、ついにテントでの就寝の時。

疲れたのか、子供達は
3秒で夢の世界へ。

が…大人は寝むれない。。

背中が痛いんです。
腰が痛いんです。
床部分がスノコで、
どう寝ても身体が痛い。。

とても寝不足な朝。
大人達は
『来年はロッジにしよう』
と決意しました。


ですが、とっても楽しい2日間。
夏をめいっぱい楽しめました。




こんにちは


私は毎朝、珈琲を飲むのが日課です。
それもホットで・・・。

学生時代にアルバイトしていた
レストランで珈琲だけはどれだけ飲んでも良かったことが
きっかけで飲みだしたのかと思いますが
当時はお砂糖をたっぷり、ミルクもたっぷりでした。
今でも甘いものは好きですけど・・・。

その時に先輩だった人から
「珈琲はブラックで飲むのが一番なんだよ」
そう勧められました。
飲んでみて苦い顔をする私に先輩は
「大人になったらわかるよ」
と言って笑っていたことを今でも覚えています。


カフェ豆
あれからすっかり大人?になり
いつの頃からか珈琲がブラックで飲めるようになりました。

そうなると、まず形から入る私は
エスプレッソマシーンやハンドミルを買って
美味しく珈琲が飲めるように考えました。

珈琲焙煎-豆太

挽きたての珈琲豆はお湯を注いだときに
ふわっと膨らみます。
そこから少し蒸らしてさらにお湯を注ぎます。
「の」の字を描くように、ゆっくりと・・・、。

豆とお湯が溶け合い、そこから
珈琲がポトリ、ポトリとおちてきます。
そしてゆっくりと美味しい珈琲が生まれます。


不思議ですが
淹れ方を少し変えるだけで

まったく違う味になり

薄くなったり苦味がでたりするのです。




まるで夫婦のようです!!
(かなり強引ですが・・・)




だけどどんな味ができても
それが夫婦の味になります。

珈琲
みんな違ってみんないいっ!

私はそう思います。






癒しの空間「B・CAFE」で珈琲を淹れながら
そんなことを考えた寺岡でした。



お客さん来ないかな・・・(笑)








先日、お休みをもらい、
東京に行ってきました。

目的は友だちがインストラクターをやっている
ヨガを体験するためです。

2ヶ月以上前から計画していて
本当に楽しみでした。


あっという間に東京到着。

待ちに待ったレッスンスタート。
まずはヨガに繋がる日常の小話からです。

「生活をしていると色んな感情が出てきます。
 もしネガティブな感情が出てきたら
 その気持ちを客観的に見つめましょう。
 ヨガのポーズを取っている時も
 しんどいなーと思ったら
 忘れようと考えるのではなく
 その気持ちを受け止めましょう。」


???

むずかしい。
でもなんだか深い!!

よし。やってみよう!


友だちの声に耳を傾け、
ポーズを一緒にとっていきます。


むむむ!いたい。
この体勢、日常生活では絶対やらない!

このポーズいつまでやるのかな。
あー足がぷるぷるしてるー。
いたーい!でも伸びてるー!


結局色んなことを考えながら
レッスン終了。

そして、私を見て友だちが一言。

「ゆっこ、元々の姿勢がよくないね」

えーーーっ!
一応、7年フラダンスをやってるし
立ち姿も大切な仕事もしてるのに…。
衝撃的な一言でした。

でも、プロが言うんだから間違いない。

自分の感覚や感情に
固まっちゃいけません。

発想の転換もヨガのひとつなのかも。

色んな意味でまだまだだナ。
教えてくれた友だちに感謝です。


昔はくだらないことばっかり
言い合っていたのに、生徒さんの前で
ちゃんと先生をしているその子を見て
自分ももっとがんばろーっ!
と刺激を受けました。

環境は違えど、
どちらも人前に立つ仕事です。

「次会う時は、お互い今より
 成長してようね!」

ずっと大切にしていきたい
大好きな友だちです。
再会が楽しみです!


         若杉由紀子



こんにちは。司会の浅井です。

今日はみなさんに超重要なお知らせがあります!!



これから結婚式をしようかな。と考えていらっしゃる方、必見!!





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さて、常滑のりんくうエリアには素敵な結婚式場が③つあります。

アルモニーヴィラオージャルダンさん、アリラガーデンリゾートさん、そして私たちブラスのマンダリンポルトです。



そんな③つの会場を一日で一気に見学できる、スペシャルイベントを開催します!題して

『常滑シーサイドウェディング・サマーリゾート12』

それぞれの会場ではなんとっ!!

ランチ、デザート、ディナーも無料でご用意!!





こんな特別イベント、なかなかありませんよ~♪





結婚のご予定が無いけどいずれ…

俺には今の彼女しかいない!

一生、彼に付いていくわ!

毎朝、味噌汁を作ってくれないか。

と、プロポーズを考えている方…



そんなカップルも、まだ見ぬ明日の扉を二人で開けに来ませんか?

『常滑シーサイドウェディング・サマーリゾート12』は8月12日(日)に開催されます。



締め切りは8月5日(日)です。

まだ若干の空きがありますので、ぜひお早めにご予約下さい。





そしてここで、浅井が思うマンダリンポルトの三大魅力をお伝えします!



①海、セントレア、大空が一望できるチャペル。

チャペルの扉を開けた瞬間、バージンロードの延長線には、青い海と大空が広がります。

足を踏み入れた瞬間、ゲストも思わず歓声をあげる、新しい人生の第一歩を踏み出すには最高のチャペル。

大空へと飛び立つ飛行機が、お二人を祝福してくれているようです。



②一つの披露宴会場と一つのチャペル、完全貸し切りできるのも嬉しい!!

貸し切りなので、飾り付けややりたい演出も無限大!!

大切なゲストとお二人だけの特別な時間を感じて頂けることでしょう。



③大きな窓ガラスが沢山あるマンダリンポルトには、たくさんの自然の光が差し込みます。

また、ナイトウェディングでは、セントレアに続く連絡線に架かる夕日が、幸せな一日を締めくくります。



海と空とセントレアを独り占めしたい方は、ぜひマンダリンポルトへお越し下さい。





さらにさらに~!

明後日8月4日(土)、美浜海遊祭『東海テレビぐっさん家』のイベントで『常滑シーサイドウェディング・サマーリゾート12』のPRを行います!!

なんとわたくし、浅井が、ドドドドド緊張の中、ステージに上がりますます。

お時間のある方は浅井に元気玉を☆ぜひ、夏の思い出にお越し下さい☆





あさって、8月4日(土)美浜海遊祭『東海テレビぐっさん家』イベントにて、16時20分頃~『常滑シーサイドウェディング・サマーリゾート12』PRを行います。



そして、8月12日(日)『常滑シーサイドウェディング・サマーリゾート12』。ランチ、デザート、ディナー付き!もちろん無料!無料です!

ぜひ、ご応募下さい。



締め切りは8月5日(日)です。

お早めにどうぞ☆



常滑シーサイドウェディング・サマーリゾート12のお申し込みはコチラ





なかなかアクセス出来ない場合は、マンダリンポルト直通

0569348688までどうぞ☆

8月に結婚式を控えたお客様と打合せをしてきました。

披露宴の中で「お二人のプロフィール紹介」という項目があります。

事前にお二人に書いていただいたアンケートを元に
当日のプロフィール紹介をどのように進めていくか
打合せの中で、お二人と話し合いながらまとめていきます。


職歴

新郎さんはこのアンケートの項目に
「いろいろやってきましたよ☆」
と書かれました。


詳しくお話を伺うと
多種多様な業務に携ってきたご様子。

器用で情熱を持った新郎さんですから
きっとどの仕事も全力で取り組んでいらしたのだろうと想像できます。


私も新郎新婦さんと同年代。
同じ時代背景、共通の話題も多く
お二人との会話も弾みました。


そして。器用かどうかは分かりませんが
私もいろんな仕事に携りました。


その中でもとても印象に残っているのが

引越屋さんです。

19歳の春から夏にかけて。
毎日汗だくになりながら
荷物の梱包のお手伝いや
時には冷蔵庫や食器棚を運んだこともありました!

一緒に働く仲間は若い男性が多かったのですが
ベテランのおばちゃんも何名かいました。

このおばちゃんスタッフから本当にたくさんのことを教わりました。


ある日
とても大きなお屋敷のお引越に立ち会いました。

いつものように食器を梱包し始めた私。
隣で同じように食器を包んでいたおばちゃんが
不意に手を止め
「かとちゃん、これよく見ときなさい」と言いました。

手にはコーヒーカップとソーサー。

「こんな上等なものにお目にかかれるとはね~」
と、しげしげとカップを眺め

「若いうちから良い物、本物に触れないといかんのよ」
「本物は存在感が違う。持ってみなさい」

手渡されたカップは金の縁取りがされ
深い緑にいくつもの花と蔦のような模様が施されていました。

19歳の私には地味な印象でしたが
ひんやりとして滑らかな手触りを今でも憶えています。

「100年以上前のものよ」
折りしも創業100年を迎えようとした日本を代表する証券会社が破綻した春。

このカップが見てきた世の移り変わりを何となく感じていました。


「割ったらえらいこっちゃ」とつぶやくと
おばちゃんは大層丁寧にカップを包み、箱に大きく
「割物!!!注意!!!」と書きました。



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

もう15年近く前の話ですが
この時のことはなぜか鮮明に記憶されています。

「良い物、本物に触れなさい」というおばちゃんの言葉も。


2012年日常 165

転職や誕生日など節目に
一つずつ揃えてきたカップのコレクションもだいぶ増えました。


私の食器好きはあの日から始まったのかもしれません。


ちなみに。
ブラスの会場で使われている食器も
打合せの時にお出しするコーヒーカップも
どれも素晴らしい「本物」ばかりです☆




本日のブログは
引き出物に食器をもらうと
歓声を上げてしまう加藤みゆきでした。