とある晩、妻からこんな質問が飛んできた
「ウェディングとブライダルとマリッジの違いって何?」
一瞬思考が停止した。
何気なく使っている言葉だが、
○ウェディングプランナー ×ブライダルプランナー ×マリッジプランナー
○ブライダルフェア ×ウェディングフェア ×マリッジフェア
○マリッジリング ×ウェディングリング ×ブライダルリング
無意識に使い分けられている。
この違いについて少し掘り下げてみよう。
【ウェディング】
ウェディングとは「wedding」と書き、意味は結婚式・婚礼・結婚披露宴と
結婚式に関係する儀式自体のことや物を意味するそうです。
(他の例) パーティー ・ ケーキ ・ ドレス ・ ブーケ
儀式そのもののことを意味することから、ウェディングプランナーは
「結婚式という儀式そのものを考える人」という意味で用いられます。
【ブライダル】
ブライダルとは「Bridal」と書き、『花嫁の~』という言葉が語源です。
花嫁は英語でブライド、その形容詞がブライダルです。
つまり花嫁が何かをする、花嫁のための何かという場合には
ブライダルという言葉をつけるそうです。
(他の例) フェア ・ エステ
【マリッジ】
マリッジとは「Marriage」と書き、「2つのものが結ばれる」「強く結合する」
といった意味の言葉だったそうで、転じて「結婚」「婚姻」という意味として、
主に指輪で使われてるようになったそうです。
(他の例) ブルー ・ ジャスト
<ウェディングとブライダルの使い方の違いは?>
マリッジは固有で使い分けできるので、なんとなく差別化できますが、
標題の考え方はどうでしょうか。
例えば業界を指す場合、ウェディング業界ではなく、ブライダル業界です。
なぜならウェディングと絞ってしまうと結婚式自体や物のことになってしまうから。
結婚式には新郎新婦のイメージに合わせてお花の装飾を考える
フラワーコーディネートの仕事や、
花嫁のドレスコーディネートを考える仕事などたくさんあります。
それらはすべてブライダル、つまり花嫁さんをより美しくし、
その日に最高の幸せを届けるために行われることです。
だから広く意味をもつブライダル業界という使い方をするということですね。
結婚式の時に着るドレスはウエディングドレスと言いますね。
これは結婚式の最中に着るドレスだからです。その儀式の中で着る衣装だから
「ウエディングドレス」なのです。でも、「着る人(新婦)」を中心に考えると、
ウエディングドレスを選ぶ人のことをブライダルスタイリストと
呼ぶのも分かる気がします。
ウェディングとブライダルの意味の違いがあるとはいえ、
実際この2つは混同されがちです。
ただ、経営理念にある「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式をつくる」
ことに変わりはありません。
総務部なので直接新郎新婦と携わることはありませんが、
それをつくりあげるスタッフが生き生きと働けるように
総務部としてできることをサポートしていきたいと思う。
総務部 西村