ブラス広報室かしましブログ

こんにちは、経理部 谷です。


2021年4月から始まる会計年度から
強制適用になる新収益認識基準についてです。
新収益認識基準とは 「売上」 に関して
「どのように認識し、財務諸表上にどのように反映するのか」
を定める新しい基準です。

ブラスは上場企業ですので、第19期(今期)会計年度から
今回の新収益認識基準を適用しなければなりません。
新収益認識基準対応が求められているのは、
IFRS(国際会計基準)の考え方を取り入れるためです。

新収益認識基準では、収益(売上)をどのタイミングでいくら
計上するのかを以下のステップに分けて認識していくようです。

ステップ1 : 契約の識別
ステップ2 : 履行義務の特定
ステップ3 : 取引価格の算定
ステップ4 : 履行義務への取引価格への配分
ステップ5 : 履行義務の充足による収益の認識

なにやら難しいですね…
つまるところ、「商品またはサービスを顧客に移転した時点」
で履行義務が充足されたとみなし、収益(売上)を計上します。

結婚式でいうと…
 挙式、料理・ドリンク、会場費、その他挙式日当日に提供するサービス
  → 挙式日で収益認識(売上計上)
 前撮り
  → アルバム納品日で収益認識(売上計上)
 写真、映像 撮影
  → 挙式日で収益認識(売上計上)
 写真、映像 データ・アルバム
  → 納品日で収益認識(売上計上)
 アフターブーケ
  → 納品日で収益認識(売上計上)

となるようです。これ… かなり大変です。
今期から強制適用ということで、第1四半期決算からの適用になります。
経理部では現在対応に追われいる最中なのですが、
システム改修などで正確な数字を把握し、
健全な数字を公表できるよう取り組んでおります。

ここを何とか乗り切り、
気持ちよく年末年始を迎えたいと思います!